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2014年1月

ヤコブ4:7 従いなさい

【ヤコブ4:7】 
ὑποτάγητε οὖν τῷ Θεῷ· 
ἀντίστητε δὲ τῷ διαβόλῳ, καὶ φεύξεται ‎‎‎‎‎‎ἀφ’ ‎‎‎‎‎‎ὑμῶν· 

(口語訳聖書) 
そういうわけだから、神に従いなさい。 
そして、悪魔に立ちむかいなさい。そうすれば、彼はあなたがたから逃げ去るであろう。 

また、同じようなところを問題にしますが、まぁこのあたりでちょっとしっかり勉強しなおして起きたいわけです。 

James 4:7 http://biblehub.com/text/james/4-7.htm 
上のサイトを見れば、ὑποτάσσω のV-AMP-2P(動詞 アオリスト命令受動 二人称)であることは分かりはします。 
ὑποτάσσω は、「ὑπο ~の下に」という前置詞が、τάσσω の頭にくっついて一つの動詞になっている。 

このあたりをもう少し自力で理解したいわけです。 
でも、どうやって考えて行けばいいのかよく分かってません。 

辞書で引くにしても、 τάγ - から τάσσω の形を予想するのが難しい。 
逆引き辞典を使うものなのでしょうけど。持ってなかったら、γ, κ, χ が動詞幹の末尾についていたら、 - σσω のような語尾かも知れないなと思って調べるものなのでしょうかね。 
κηρύσσω (アオ受動ἐκηρύχθην)、ἀλλάσσω (ἠλλάγην)、πράσσω (ἐπράχθην) などからすると、そんな感じみたいですが。 

こういう- σσω の語尾の単語って、時制によって形が違うけど、どうやって語幹を確認するのでしょう。 

ὑποτάγητε は ‎‎‎‎‎‎ὑπο - τάγ - ητε に分解して考えて、 
「- ητε 」の語尾から、第二アオリスト受動の命令形だと判断するのでしょう。 

普通のアオリスト受動命令は、 
2人称 - θητι, - θητε, 
3人称 - θητω, - θητωσαν 

第二アオリスト受動命令の語尾はθがないやつですね。 
2人称 - ηθι, - ητε, 
3人称 - ητω, - ητωσαν 

「- ητε」だから2人称複数の命令形だなと。 

でも、次の「ἀντίστητε 立ち向かえ」は見た感じ同じ「- ητε」だけど、受動じゃなくて能動。
これは能動の第二アオリスト命令だけど、同じような形になるんだな。


「ἀντίστητε 立ち向かえ」の部分は、ἀντί - στητε に分けて考える。
ἵστημι の第二アオリストἔστην の命令形なんだけど、これは能動。

ἵστημι の変化形の一覧表はこちら
http://www.greekverbs.com/paradigm.html?%E1%BC%B5%CF%83%CF%84%CE%B7%CE%BC%CE%B9

ἵστημι は μι動詞。
頭のἵ は畳音。本来はσι だが、σが消失している。
あと、μι動詞の場合単数形では動詞幹の最後の母音が長音化して η になっているが、これは本来はαで、σταが語幹である。
ι の畳音は現在形につく。完了形にはσεが本来つくが、上記リンクの表のようにそこもσが落ちて、εだけが残ってます。
アオリストの場合は畳音はつかない。ここは第二アオリストなので畳音なし。
第二アオリストは自動詞(intransitive)の意味のみ持つ。

【アオリスト命令】 第一と第二の形
2人称単数 στῆσον (tr) or στῆθι (intr)
3人称単数 στησάτω (tr) or στήτω (intr)
2人称複数 στήσατε (tr) or στῆτε (intr)
3人称複数 στησάντων (tr) or στάντων (intr)

ということで、「-ητε」なんだけど、これは能動アオリスト命令ということだ。

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