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映画など

ルイ・マル監督「鬼火」
主人公は、アル中の療養中に妻に見捨てられたと感じている男。
妻に捨てられるのを恐れ、先に彼女に別れを告げる電報を送る。

部屋には彼女(と彼の愛人)の写真があふれている。
鏡に書かれた日付は彼が自殺を予定している日である。
机に向かって熱心に書いているのは…おそらく遺書。
遺書はいわば彼にとって作品である。
鞄のなかにバラけたトランプが散らばっている。
…そこからピストルを取り出し、遊底の具合を確認する。

散文的な描写のなかで、彼の虚栄心と、死へと傾斜していく姿が浮き彫りにされていく。

youtubeの映像は途中カットされているけれど、
それでも…やっぱり良くできたシークエンスだなぁと。

美しくもなく、神聖でもなく、荒涼とした気分になるけど、
現代人の心の現実をとらえているような…。
いや、すでにこういう精神性を失ってしまって、嬉しいとか楽しいとかばかり追っかけているのか。
「鬼火」の主人公は病んでいるけど、このアウトサイダー性に共感してしまうのだなぁ。

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