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佐竹明著「ヨハネの黙示録」中巻

昔「現代思想」という雑誌で、聖書に関する特集をやっていた。

そこに田川建三氏も寄稿されていて「聖書をめぐる障壁」のなかで下記のように評していた。(「現代思想」98年4月「聖書は知られているか」p63)

「(「現代思想の『聖書は知られているか』の特集について」)本誌のこの特集には、残念ながら佐竹明さんが登場しない。彼の書いたヨハネ福音書の註解書(新教出版社、上下二巻)は、現在のところ、世界で存在する黙示録の注解書の中で最もすぐれている。それも、群を抜いてすぐれている。西洋語で書かれた重要な註解書(W・ブセットやR・H・チャールズなどの古典をはじめてとして)と比べても、はるかにすぐれている。今彼は、この注解書をさらに展開して、ドイツ語版を新しく書き下ろす作業をしている。その彼が本誌で黙示録について書いてくれるとよかったのだが、ひどくお忙しいということで、仕方がない」

おぉ、そんなに凄いのか。
それはぜひ読んでみたいものだと思ったものです。
その佐竹明氏の「ヨハネの注解書」は2007年に上巻が発売されました。上巻は序論です。

先日書店に行ったら中巻が発売されていた。中巻から本文が始まります。1-11章について注解されています。

黙示録って正直何を書いているのかよく分からないし、ホラー映画にちょいちょい引用されるので興味は持つけど読んでみても何を書いているのだかピンとこない。
時代背景や、どのような人物が書いているのか、なんでこんな表現になっているのかなどなどよく分からず。モヤモヤした疑問ばかりの書です。

D.H.ロレンスの「黙示録論 現代人は愛しうるか」を昔読んだけど、黙示録が歪んだ劣等感と優越意識にまみれた本だと、くどくど主張したような本で、くど過ぎてロレンスにこそ変な劣等感があるのじゃないかと勘繰りたくなるようなものでした。あんまり参考にならなかった。

「田川建三の私塾で学ぶ」というブログではヨハネ黙示録の講義のようすがあります。
佐竹明氏の註解書について、さっそく批判してますね。
http://oinos-elaion.blogspot.com/

有名なサイトですが「聖書の呼ぶ声」の「新約略解44週」の解説がもっとも分かりやすいように思えます。
http://www.asahi-net.or.jp/~zm4m-ootk/

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書籍・読んだ本のレビューなど」カテゴリの記事

コメント

おお!そうなんですか。
それでは、私も読んでみたいですね。

投稿: woody63 | 2009年8月25日 (火) 00時36分

はい、僕はこの評価で読んで、佐竹明氏をちょこちょこ読むようになりました。

投稿: KAZIST | 2009年8月26日 (水) 00時34分

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