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ヤコブ 1:15

εἶτα ἡ ἐπιθυμία συλλαβοῦσα τίκτει ἁμαρτίαν, ἡ δὲ ἁμαρτία ἀποτελεσθεῖσα ἀποκύει θάνατον.

(口語訳) 欲がはらんで罪を生み、罪が熟して死を生み出す。

εἶτα / εἶτα (それから) − 副詞
 / ο (冠詞 the) − 冠詞: 主格 単数 女性
ἐπιθυμία / ἐπιθυμία (欲望) − 名詞: 主格 単数 女性
συλλαβοῦσα / συλλαβάνω (はらむ、含む) − 動詞: アオリスト 能動 分詞 主格 単数 女性
τίκτει / τίκτω (生じさせる、作り出す) − 動詞: 三人称 現在 能動 直接法 単数
ἁμαρτίαν / ἁμαρτία (罪、過失) − 名詞: 対格 単数 女性
δὲ / δὲ (しかし) − 接続詞
ἁμαρτία / ἁμαρτία (罪、過失) − 名詞: 主格 単数 女性
ἀποτελεσθεῖσα / ἀποτελεσθεῖσα (熟する、~に至る、完遂する) − 動詞: アオリスト 受動 分詞 主格 単数 女性
ἀποκύει / ἀποκυέω (産む、前に進める) − 動詞: 三人称 現在 能動 直接法 単数
θάνατον / θάνατος (死) − 名詞: 対格 単数 男性

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「欲望」「罪」が女性名詞なので、妊娠したり産んだりという譬えになっているそうです。

「はらむ συλλαβοῦσα」と「熟する ἀποτελεσθεῖσα」は分詞です。
分詞は、性・数・格を一致させた名詞にかかります。
述語的用法の分詞は、文脈に従って「~する時/した時」、「~を使って」(手段)、「~の理由で」(原因)、「~ならば」(条件)、「~だとしても」(譲歩)などの意味に用いられるそうです。
「欲がはらんで…」とか「罪が熟して…」という用法は、どれにあたるのかいま一つピンときませんが。

接続詞の「δὲ しかし」はたぶん後半の文章では主語が「欲望」から「罪」に変わるのでついているのでしょう。
「しかし」と訳すと変になるので、「そして」と訳して構わないようです。

「そうして欲望がはらんで罪を生じ、また罪が熟して死を生む」という感じでしょうか。

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