トップページ | 2009年3月 »

2009年2月

ヤコブの手紙 1:2の続き

ἀδελφοί μου

ἀδελφοί
兄弟たちよ
(主格単数の形)ἀδελφός
名詞(noun)
呼格(vocative)
複数(plural)
男性(masculine)

ἀδελφόςの複数形のἀδελφοι は、呼格の形からすると第二変化名詞なんだろうか。
変化の仕方はちょっと違うみたい。
ギリシャ語は格変化がいっぱいあって、面倒でまだまるで覚えていない。こうやってブログに書こうと思わない限り、僕は調べもしなかったりします。良い機会なので覚えてみるか。

ἀδελφοι 主格 兄弟たちが
ἀδελφον 属格 兄弟たちの
ἀδελφοις 与格 兄弟たちに
ἀδελφοιυς 対格 兄弟たちを
ἀδελφοι 呼格 兄弟たちよ

μου
私の
ἐγώ
代名詞(pronoun)
人称代名詞(personal)/所有格(possessive)
所有格、属格(genitive)
単数(singular)

ἐγώ 主格 私が
ἐμοῦ 属格 私の
ἐμοί 与格 私に
ἐμέ 対格 私を

「私が」という意味の代名詞はエゴなんだなぁ。なるほど。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ヤコブの手紙 1:2

Πᾶσαν χαρὰν ἡγήσασθε, ἀδελφοί μου, ὅταν πειρασμοῖς περιπέσητε ποικίλοις,

(口語訳) わたしの兄弟たちよ。あなたがたが、いろいろな試練に会った場合、それをむしろ非常に喜ばしいことと思いなさい。

Πᾶσαν
すべて(を)
Πᾶσ
形容詞(adjective)
対格(accusative)
単数(singular)
女性(feminine)

χαρὰν
喜び(を)
χαρὰ
名詞(noun)
対格(accusative)
単数(singular)
女性(feminine)

ἡγήσασθε
思う (思いなさい)
ἡγέομαι
動詞(verb)
二人称(2nd)
 ・聞き手が主語になる。「あなた」「あなたがた」
アオリスト(aorist)
 ・事柄や動作が、過去において行われたことを示します。「~した」。
中動相(middle)
 ・主語が自分のために何かをしたり、させたりしていることを示します(再帰的)。
 ・複数形では主語が互いに何かをしていることも表します(相互的)。
命令法(imperative)
複数(plural)

単語三つ分を理解するだけでも結構難しいな。まぁおいおい理解していければいいか。

「思いなさい」という意味の動詞ἡγέομαιは、辞書で見ると「先に立つ」とか「リーダーになる」というような意味が中心の語のようです。(僕の英語力は酷いものなので、信用しないように。間違っていたら教えてください)
だから、ニュアンスとしては、喜びの感情をすべて奮い立たせなさい、と言ってるように読めます。
「すべての喜びを率先させなさい」というような訳になる気がする。

いや、「率先させなさい」ではなくて、「率先しなさい」か。「すべての喜びを率先しなさい」。
…うーむ。辞書に「思う」という意味が載っているのだから、無理して妙な訳をひねり出すこともないか。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

ヤコブの手紙 1:1の続き2

᾿Ιάκωβος θεοῦ καί κιρίυ Ίησοῦ Χριστοῦ δοῦλος ταῖς δώδεκα φυλαῖς ταῖς ἐν τῇ διασπορᾷ χαίρειν.

(口語訳) 神と主イエス・キリストとの僕ヤコブから、離散している十二部族の人々へ、あいさつをおくる。

ταῖς δώδεκα φυλαῖς ταῖς ἐν τῇ διασπορᾷ χαίρεινの部分です

ταῖς δώδεκα φυλαῖς ἐν τῇ διασπορᾷ χαίρειν
(彼女たちに)

代名詞(pronoun)
冠詞(article)
与格(dative)
複数形(plural)
女性形(feminine)
十二(に)
δώδεκα
形容詞(adjective)
与格
複数形
女性形
部族(に)
(主格単数の形)φυλή
名詞(noun)
与格
複数形
女性形
…にある
ἐν
前置詞(preposition)
(彼女に)

代名詞(pronoun)
冠詞(article)
与格
単数形(singular)
女性形
離散(に)
(主格単数の形)διασπορᾷ
名詞
与格
単数形
女性形
あいさつをおくる
χαίρω
動詞(verb)
現在(present)
能動(active)
不定詞(infinitive)

ταίς ἑν τῆ διασπορᾷ のところは、ταίς (複数) と τῆ (単数) の二つの語をどう訳すのでしょう。
ἑν τῆ διασπορᾷ で「離散にある」という意味になる。離散は単数なので、τῆ という冠詞でよいみたい。
そこにταίς をつける。
ταίς は複数形なので、「離散にある方々に」という意味になるのかな。

部族や離散にあたる語が女性形だけど、名詞の性と自然の性は必ずしも一致するわけではないとのことなので、女性だけにあいさつしているわけではないようす。ややこしいな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ヤコブの手紙 1:1の続き

᾿Ιάκωβος θεοῦ καὶ κιρίυ Ἰησοῦ Χριστοῦ δοῦλος ταῖς δώδεκα φυλαῖς ταῖς ἐν τῇ διασπορᾷ χαίρειν.

(口語訳) 神と主イエス・キリストとの僕ヤコブから、離散している十二部族の人々へ、あいさつをおくる。

θεοῦ καὶ κιρίυ Ἰησοῦ Χριστοῦ δοῦλοςの部分です

θεοῦ καί κιρίυ Ίησοῦ Χριστοῦ δοῦλος
神(の)
(主格単数の形)θεός
名詞(noun)
属格(genitive)
単数(singular)
男性(masculine)
そして、~と…
καί
接続詞(conjunction)
主(の)
(主格単数の形)κιρίυ
名詞
属格
単数
男性
イエス(の)
Ίησοῦς
名詞
属格
単数
男性
キリストの
Χριστός
名詞
属格
単数
男性

δοῦλος
名詞
主格
単数
男性

口語訳では「ヤコブから」となってますが、「…から」にあたる語はないようです。手紙を送っている感じが分かるように付加されているのでしょうか。

「神の僕」のように「僕」と言うと、とても謙虚な感じです。
でも、私は神に使わされているのですよ、という意味ならば、宗教的な指導者としての自負が現れているということでしょうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Jesu, Joy of Man's Desiring

「主よ、人の望みの喜びよ」を子どもがギターで演奏している。とても癒されます。

英語のタイトルでは「主よ」の部分はJesuなんだな。
Jesuaのアラム方言で最後のAが抜けるらしい…たしかJ.エレミアスの本に書いてあったような。Jesuという表記の方がヨシュア⇒イエスへの名前の変化が分かりやすい気がします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ヤコブの手紙 1:1

᾿Ιάκωβος θεοῦ καὶ κιρίυ Ἰησοῦ Χριστοῦ δοῦλος ταῖς δώδεκα φυλαῖς ταῖς ἐν τῇ διασπορᾷ χαίρειν.

(口語訳) 神と主イエス・キリストとの僕ヤコブから、離散している十二部族の人々へ、あいさつをおくる。

いきなりカンニングするのも何ですが、僕は勉強不足で、まるでギリシャ語が読めないので訳文もつけます。ギリシャ語テキストはNA27、日本語訳は口語訳を用いてます。音声はGREEKLATINAUDIO.COMから。

᾿Ιάκωβος  : 【主格単数の形】᾿Ιάκωβος
名詞(noun) 主格(nominative) 単数(singular) 男性(masculine)
ヤコブという男性名。
旧約聖書の族長の物語のなかにもヤコブという名前の人物がいる。創世記25:26に双子の兄弟エサウのかかと(アケブ)をつかんで生まれてきたことにちなんでヤコブと名付けられている。
ヤコブから派生した名前にジェイコブとかジャックがあるみたい。
英語の聖書ではジェームズになっている。かなり違う感じ。なんでこうなったのでしょう。
ネットで調べるとラテン語のヤコブス(Jacobus)→ヤコムス(Jacomus)→古フランス語でCの音が抜けてジャムス(James) →イングランドでのジェームズ(James) と変遷したみたい。

ギリシャ語は語尾が変化して「てにをは」を表現するみたい。
᾿Ιάκωβός (主格)ヤコブが
᾿Ιάκωβου (属格)ヤコブの
᾿Ιάκωβοῷ (与格)ヤコブに
᾿Ιάκωβόν (対格)ヤコブを
᾿Ιάκωβέ (呼格)ヤコブよ

ヤコブの手紙」の著者は、伝統的にはイエスの弟とみられていたようです。
近代的な聖書学はイエスの弟である可能性には否定的です。権威づけるためにヤコブの名をかたった偽作文書とウィキペディアには書かれていますが、偽作文書として書かれたのならば「イエスの弟ヤコブ」と名乗るでしょう。普通にヤコブという人が書いたと思っても良さそうです。
だからウィキの「ヤコブの手紙」にあるように「すなわち、本書は偽名文書であり、実際の著者は不明である」というのは違うのではないでしょうか。
「十二部族の人々へ」という括りの出し方からしてユダヤ人なのかなと。流暢にギリシャ語を語るヘレニストということになるのでしょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ギリシャ語で新約聖書を読んでみたい。

文法もよくわからないし、発音の仕方も現代読みと古い読み方があるようですが、そのあたりは適当に。

新約聖書のなかでは「ヤコブの手紙」が流暢なギリシャ語で書かれているとのことなので、これからはじめたいなと思います。
一から訳すなどできそうにもないので、口語訳を確認して行くような感じになると思います。あとは、調べたことのメモだけかも。

ギリシャ語のアルファベットの発音は、この動画が分かりやすい気がします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

トップページ | 2009年3月 »